はじめに
そろそろ注文住宅を建てたいとハウスメーカー選びを始めた頃、私たちは結婚1年目で夫婦2人でした。有難いことに選んでいる途中で子供を授かり今は30代夫、20代妻、0歳児の家族3人で暮らしています。
夫婦2人の時から動いていた為、無事子どもが産まれ良いタイミングで新築の戸建てに引っ越すことが出来て本当に良かったと思っています。
賃貸での子育てとは気持ちの余裕が違います。実際に賃貸でも数ヶ月3人で暮らしましたが、ご近所へ迷惑が掛かっていないか?汚さないように生活しなくては…と常に考えていました。注文住宅に引っ越した今、何も考えずに生活出来ることが幸せでなりません。そんな注文住宅を建てた私たちの住宅作りについて少しでも参考になればと思います。
私たち家族の理想の家とは…?
まず、注文住宅に絶対に採用したい点は何かを書き出しました。
・木が室内にも沢山使われている
・薪ストーブの導入
・大きすぎず、生活しやすいサイズ
・遊び心のある家
私たちは、良い意味で綺麗すぎず趣味であるアウトドアを家からも感じられる住宅を建てたいと考えました。
そこで上記の条件に当てはまるハウスメーカーをSNS等、インターネットから探すことから始めました。
すると「Bino」という、規格住宅にたどり着きました。正直、規格住宅を建てるつもりは全くありませんでした。
ライフスタイル提案型住宅「Bino」
Binoのコンセプトは「自遊に、くらす。」ライフスタイル提案型住宅です。主な間取りは決まっていますが、規格住宅を主軸に自由に変更出来、規格住宅なのに注文住宅同様に出来るという点が何をどうしたら良いか全く分からない私たち夫婦にはとても魅力的でした。
Binoを取り扱っているハウスメーカーは、全国に多数あり私たちの住んでいる県にも何社もあることが分かりました。
建てたい理想像は決まったので、次はハウスメーカーを決めることを目標に動き始めました。
ハウスメーカー決定
ついにハウスメーカー決定!
元々、あまり優柔不断ではない私たち夫婦は数軒のハウスメーカーを見学しただけで、お願いしたいと思えるハウスメーカーに出会うことが出来ました。
それは、「アクロスホーム」です。
実を言うと、建てたい土地のある市にある会社では無く2つ隣の市にあるハウスメーカーです。しかし「絶対にここにお願いしたい!」と思いました。
まず、Binoの施行件数が県内トップクラスにあるということ。そして、見学の際からその後も担当して下さった方の人柄が素晴らしかったことです。ハウスメーカーは、自社で建築して欲しいので良いことを沢山教えてくれますが、悪い点も始めから教えて下さったのはアクロスホームだけでした。また金額もどんどん高くなっていくイメージでしたが、無理のない金額で建てられるように考えて下さり、とても信用が出来たからです。
そして私たちはBinoの中にあるLoafarという住宅を建てることに決まりました。
打ち合わせ
打ち合わせ期間
夫婦で建てたい理想像が同じだった事や、平日休みが取れる2人だったので細かいスパンで打ち合わせが出来た為、打ち合わせ期間は約3ヶ月でした。
我が家のおすすめポイント
規格住宅を主軸に自由設計出来たからこそ、後悔の無い家が出来上がった我が家のおすすめポイントを紹介します。
〇 寝室が1階にある
寝室は2階にある事が多いと思いますが、Loafarは始めから1階に寝室が設けられています。寝室は2階に無ければいけないという概念を良い意味で壊され、なんて素晴らしい間取りなんだと感動しました。
我が家は1階にリビングと寝室があります。住んでいる今、メリットしか感じられません。
小さな子どもが居るため階段を昇り降りする危険も無く、1階だけで平屋のような生活を送ることが出来ます。
〇 各収納スペース
収納スペースはいくらあっても困らないと思い、プラスで沢山お願いしました。まず、玄関の靴箱を造作で作ってもらい、靴の多い私たち夫婦でも余裕で収納が出来る理想の靴箱が出来上がりました。そしてその横に、アウターやバッグ等の収納スペースもお願いしました。
その他にリビング収納、パントリー、寝室の収納もプラスでお願いしました。
各スペースの必要箇所には自由に変更のできる棚板やコンセント、電気も付け使い勝手がとても良いです。
〇 造作洗面
カタログにある洗面台だと私たちの建てたいイメージとは違った為、造作洗面を採用しました。収納や位置、広さにもこだわり、乾燥機の使えない衣類は室内干しをする我が家だったので、洗面所を広くしアイアンバーも付けてもらい洗面所の中で全てが完結するようにしました。
〇 全室、無垢材を使用
床はもちろん、扉まで全て無垢材で出来ているので木の匂いに包まれています。裸足で歩くことがとても心地よい空間になりました。しかし無垢材はとても柔らかいことが特徴なので、子どもがおもちゃで遊ぶと傷や凹みはどうしてもできてしまいます。しかし無垢材なのでそれすらも味が出て良い雰囲気になるのです。
〇 吹き抜け天井の板張り
せっかくなら床だけではなく、どこにいても木を感じることができるように天井も無垢材で板張りをしました。値段は少し張りますが、やってよかったと1番思える点です。
〇 こだわりの内装
主な壁紙を全てグレージュで統一しました。真っ白な壁紙はどこにも使用していない為、木材と相まってとても暖かい雰囲気が出ました。
そしてアクセントクロスも取り入れました。壁紙を自由に設計出来るのは注文住宅ならではだと思います。また全室、梁が敢えて隠されていないのもお気に入りです。梁がある事で一気にオシャレ度が上がったと思います。
着工
ついに着工!
着工前に、現場監督・営業・設計士・コーディネーターの方と最終の打ち合わせをを行いました。この最終確認の前に社内で打ち合わせをして下さっており、細かい電気・エアコン・コンセントの位置等を念入りに確認しました。
コンセントは今後どの様にそのスペースを使いたいかを考えて配置をしました。
最終の打ち合わせを終え、ついに楽しみにしていた着工に入ります。
秋に地鎮祭を行い、工事が始まりました。人生の中で1番大きな買い物です。楽しみで楽しみで仕方が無かった私たちは暇さえあれば現場を見に行きました。土台が出来上がったり大体の間取りが分かるようになったりとワクワクが止まりませんでした。是非、皆さんにも見に行くことをおすすめします。
工事開始
そして年が明けてから上棟を行いました。今まで家の形をしていなかった物が1日で家になっていく姿は今でも忘れられません。上棟の日は、SNSやインターネットの情報から心ばかりですが軽食やお菓子、飲み物を用意し差し入れしました。事前に職人さんの人数を確認して用意したので足りなくなる事は無かったです。しない方も勿論いらっしゃると思いますが、私は気持ちが大事だと思っているのでしないよりはした方がいいのではないかなぁと思います。
そして引き渡しは4月に行いました。季節も良いタイミングで引越しが出来、本当に良かったです。
価格
最終的な金額は…
私たちは土地探しから行い購入したので土地+建物+外構の価格になりますが、ズバリ約4700万円でした!内訳は土地2000万円、建物2600万円、外構100万円です。
金額だけ聞くと高いと感じると思います。建てた場所が市内でも人気なエリアで土地代は平均より高くなってしまいましたが、後悔は全くありません。徒歩圏内に駅、スーパー、病院、飲食店が多数あり生活の質が格段に上がりました。
そしてこの様に注文住宅を建てたメリットは圧倒的に多いです。我が家は薪ストーブを入れたので庭で薪を割ったりバーベキューを楽しむことも出来ますし、生活音も気にする必要がありません。何よりも自分達の建てたい理想の家を建てたので快適な暮らしができています。
最後に
住み始めてもう少しで1年経ちますが、今のところ後悔しているポイントありません。これからもっと長く住んでいく中で改善点は出てくるかもしれませんが、この注文住宅を建てるために夫婦で話し合い、何を絶対取り入れたいかどこは諦めるかを沢山悩んで考えた夢のマイホーム。愛着しかありません!これからもマイホームと家族で幸せに歩んで行きたいと思います。