スポンサーリンク

クラシスホームで注文住宅を建てました!20歳夫婦のリアルな声

今回は愛知県にあるクラシスホームで家を建てた20代の方にリアルな感想をいただきました。

これから注文住宅を建てようと考えている方や、どこのハウスメーカーにしようか悩んでいる方はぜひ参考にしてください!

スポンサーリンク

はじめに

結婚、出産、転職――
ライフスタイルに変化が訪れると、住まいを変えるという選択が必要になる時があります。
賃貸、中古住宅リノベーション、親世帯との同居など様々な形態がある中で、あえて注文住宅を建てることを選んだ私たちの体験談を紹介します!

家族構成

注文住宅を建てるために行動を始めた時、私たち夫婦は共に20代後半でした。
当時結婚1年目でまだ子どももおらず、「二人だけなのに家を建てるの?」と多くの人に驚かれたものです。
しかし今になって振り返ると、子どもがいないうちに注文住宅を建てたのは正解だったと思っています。
その理由については後ほど詳しくお話しいたします。

注文住宅のリスク

昨今は様々な住まいの形、家族の形がある中で注文住宅はハードルとリスクが高いと感じる方が多いのではないでしょうか。

私が注文住宅を購入するときに頭をよぎったリスクはこんな感じです。

費用の高さ

何よりまずハードルが高いのが値段です。人生で一番高い買い物とも言われる家はやっぱり高いです。

我が家の周辺地域で売り出している新築建売住宅の相場を調べてみると3,000〜3,800万円。
対して私たちが注文住宅を建てるのに掛かった総費用はおよそ4,500万円でした。(※土地代含む)
単純計算でも約1,000万円の差があります。

もちろん注文住宅でもオプション仕様を減らすなどして費用を抑えることは可能です。
逆に建売住宅でも立地の良い地域では注文住宅より遥かに高額な物件もありますので、一概にどちらが高いとは断言できません。

しかし多くの場合で賃貸や中古物件リノベーションのほうが経済的なのは言うまでもなく、住宅ローンも明け透けに言ってしまえば何十年も続く借金。尻込みしてしまうご家庭もあることでしょう。

近隣トラブル

転居を考えた時、誰しも「お隣さんはいい人だろうか?」という不安が少なからず頭をよぎりますよね。
お子さんがいるご家庭ならなおさら、子どもの声や行動に敏感な人だったら……。

メディアでもしばしばご近所トラブルが発端となった事件が報道されています。
何らかの問題が起きた場合でも、賃貸住宅であれば「管理人や管理会社に連絡をする」「転居を考える」など比較的対応がしやすいですが、物件を購入したとなってはなかなかそうもいきません。

自治会への加入

分譲住宅にも当てはまることですが、地域によっては自治会への加入が必要になる場合があります。
加入しないからといって法的な罰則などを受けるわけではありませんが、未加入の世帯にはゴミ捨て場の利用を認めないという自治会もあるのです。

週数回の頻度で必要なゴミ捨て。最寄りのゴミ捨て場が使えないとなると困ってしまうのは言うまでもありません。
自治会費の負担だけではなく、交代で町内会長の役目が回ってきたり、定期的に会員集会を行う地域もあります。

特に筆者の悩みは回覧板

回ってくる頻度は月2回程度ですが、日々忙しく過ごしているとこれが割と頻繁に感じます。
その上、各会員世帯が戸建なので集合住宅のように数秒でお隣さんのポストへはいどうぞ、が難しいのです。

実際に筆者の場合はお隣が自治会未加入のお宅なので、歩いて1分ほどかかる次のお宅へ毎度回覧板を届けています。
過ごしやすい季節ならともかく、これが極寒の冬だったりするとかなり億劫です。

もう一つ単なる愚痴を言わせていただくと、回覧板を定期的に回すという点を重視しているためか、緊急性がなく内容が薄い回も多々……。
これならもっとスパンを減らしてコンテンツが溜まってから回覧してほしいと常々感じています。

施工をめぐるトラブル

注文住宅において大きな問題に繋がりやすいのが「言った・言わない問題」です。
打ち合わせで決めなくてはならないことがあまりにも膨大な上、ハウスメーカー側も多数の従業員が携わるため全員が完璧にこちらの要望を把握するのは困難なようです。

特に現場作業は複数の業者が関わるため、私たちもいくつかのトラブルに悩まされました。
最も驚いたのが、下請け業者の方が施主である私たちに断りなく近隣のお宅の敷地にトラックを停めていたことです。

もちろんそのお宅には許可をいただいていたそうで違法駐車ではありませんが、ただでさえこちらは建築の騒音でご迷惑をおかけしている立場。

今後も長く付き合いがある私たちからしてみれば、ご近所の迷惑になるようなことは最小限に控えていただきたかったのが本音です。

転居が困難

私たち夫婦は遠方への転勤が原則ないため注文住宅を選んだという側面もあります。
ただ転勤でなくても、何らかの事情があって転職をする可能性はゼロではありません。

「近隣トラブル」での内容と共通する部分がありますが、賃貸に比べて持ち家は物件を売る手続きがとても大変です。

買い手がついたとしても残った住宅ローンを相殺しきれず大きなマイナスになることもあるので、簡単に引っ越すことが困難なのです。

打ち合わせや下調べに費やす時間

注文住宅は間取りや内装の自由度が高い一方で、壁紙、フローリング、建具に至るまで、膨大な数の取り決めをする時間が必要になります。
冒頭で「子どもがいないうちに注文住宅を建てたのは正解だった」と振り返りましたが、これがまさにその理由です。

知識とセンスがあるインテリアコーディネーターに一任するという手もありますが、夫婦揃ってこだわりが強い私たちは毎週末のように住宅設備のショールームを渡り歩き、壁紙ひとつをめぐって何日も口論が続いたことも……。

散々悩んだ末に「この壁紙、このドア、このカーテンがいい!」と決めたものたちがいざ組み合わさると「あれ?イメージと違う」なんて話も間々あります。
その点、既存の賃貸物件や建売住宅は既に完成した状態を内見して吟味することができます。
理想のイメージとの相違が起こる可能性も注文住宅のデメリットと言えるでしょう。

それでもこだわりがある人には自由設計が一番です。設備1つとっても細かいところまで選べるのは自由設計ならではです。

それでも注文住宅を選んで良かった!

これまでデメリットばかりをお話ししてきたので「やっぱり注文住宅はやめておこう」と後ろ向きになった方もいらっしゃるかもしれません。

しかし今の家に住んで3年が経った今、私たちはそれらのリスクを踏まえても「建てて良かった!」と感じています。

ここからは良かったと感じるポイントについて話していきます。

こだわりを詰め込むことができた

注文住宅だからこそできた、我が家のこだわりポイントをご紹介します。

物干し部屋

我が家ではベランダを設けない代わりに、2畳程度の物干し部屋を作りました。
外干しは気持ちがいいですが、天気に左右されたり、虫が服についたり、外に出る時間が苦痛な季節もあります。女性の下着は防犯の配慮も必要になりますよね。


乾燥機付きの洗濯機や浴室乾燥を使う手もありますが、乾燥機に対応してない衣類もありますし、浴室乾燥をしている間は入浴ができません。

室内干しと聞くと湿気や生乾きが心配されますが、対策として換気扇を設けたのでその点も問題なく過ごせています。
洗濯機を置いた脱衣所の付近に物干し部屋を作ったので動線も楽。良いことづくしです。
もし、もう一度家を建てるなら必ずまた採用したいスペースです。

コート掛けスペース

玄関のすぐ横に、上着を掛けられるようポールを取り付けました。
いざ外出!という時にわざわざ自室のクローゼットへ上着を取りに行くことがなくなりました。
玄関を開けた瞬間に「外、思ったより寒かった!」と気付いてもすぐに上着を変えて出かけられるので、朝の急いでいる時間帯は特に助かります。

コンセント、スイッチ

注文住宅では、コンセントやスイッチの数や高さまで指定することができます。
例えば、私たちはダイニングテーブルが接する壁の床から約90cmの高さにコンセントを2口設けました。

通常コンセントは床近くの低い位置にありますので、ホットプレートを使う時などうっかりコードに足を引っ掛けてしまう危険があります。
しかし食卓に接する少し高い位置にコンセントを取り付けたことでコードを最短距離で繋ぐことができ、スマートフォンの充電にも便利です。

また寝室ではベッドに寝たままの状態でオン・オフができる位置をあらかじめ計算してスイッチを取り付けました。
わざわざベッドから離れたりリモコンを探したりしなくても、寝そべったまま照明を操作できるので快適です。

オンリーワンの内装

住む人の個性を出せるというのは注文住宅の大きなメリットです。
私たち夫婦は「和モダン」をテーマに家を建てましたが、建売物件は万人受けする洋風のものがほとんどですよね。
それも建売はなるべく幅広い層にアプローチをする必要があるため、内装も当たり障りのないパターンが多いです。

けれど私たちはせっかくの注文住宅なのだからと大胆な行動に出ました。
家全体に落ち着いた雰囲気を出すべく、壁紙の9割をグレーにしたのです。

住まいメインクロスはホワイトが主流。明るい色の壁紙は清潔感、開放感があり、部屋を広く見せる効果もあります。

しかし熟考の末にそれらの好条件をかなぐり捨て、グレーの壁紙をメインクロスに指定しました。
私たちも完成するまで一抹、いやそれ以上の不安がありましたが……結果は大成功!
他にはない暖かみを持った空間を作り上げることができました。

夫の隠し部屋

男の夢ーーという名目で、わずか1畳ほどではありますが、寝室の奥に夫のデスクスペースを作りました。
夫の趣味はオンラインゲーム。無線LANでは勝手が悪いということで壁裏に専用のパイプとケーブルを通してルーターに繋いだり、自分が最もパソコンを操作しやすい高さに机を造作するなど、とことんこだわりました(夫が)。
こういった特殊な間取りを作れるのも注文住宅ならではです。

玄関ドアのタッチキー

鍵を携帯していれば、玄関ハンドルのボタンを押すだけで鍵の開閉ができるという優れ物です。鍵本体についたスイッチで数メートル離れた場所からの操作も可能です。
子どもを抱っこしている時、買い物袋を抱えている時、鞄から鍵を逐一引っ張り出さなくても済みます。


10万円ほどオプション費用はかかりましたが、これ無しの暮らしがもはや想像できないほどに便利です。

ベランダをなくした

「物干し部屋」の項でちらりと触れましたが、我が家にはベランダがありません。
ベランダは維持費用、雨漏りのリスク、子どもが乗り出す危険性、空き巣の侵入口に使われるリスクなどがあり、ベランダでやりたいことが別段無いのであれば必要ではないと考えています。

思い切った決断でしたが、費用の大幅な削減になりましたし生活していて全く不便はありません。
「ベランダがない一軒家なんてあるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、上記のような理由から最近では増えているそう。

一般的な概念に囚われず家づくりができるのも注文住宅の魅力ですね。

後悔したポイント

たくさんのことを自分たちで選べた分「こうしておけば良かった!」という後悔や、注文住宅を建てたことでちょっとした気苦労もあります。

住み始めて感じた我が家の後悔ポイント

玄関が暗い

立地の都合で玄関は西側一択だったのですが、せっかくの清々しい朝日があまり差し込まず薄暗い空間になってしまったことが後悔の一つです。

防犯の観点から窓を作らなかったので、採光を得られるのは玄関扉の細い開口部のみ。
玄関照明も和を意識して淡く優しい光を放つタイプを選んだことがますます暗さに拍車をかけてしまいました。
家を建ててまだ3年にも関わらず、「リフォームをする時は真っ先に玄関扉を替えようね」と夫と話し合っている始末です……。

床下収納の位置

家の中の2箇所に床下収納があるのですが、蓋のフレームにゴミが挟まり掃除に手間がかかるのが難点です。
しかも特に細かく位置を指定せず、よりにもよってキッチンと脱衣所というこまめに掃除が必要な場所ツートップに設置してしまいました。

脱衣所のドライヤーで髪を乾かすたびに床下収納のフレームに髪の毛が入り込むのが非常に厄介です。クイックルワイパーだけでは綺麗に取りきれず、毎回ティッシュ片手に地道に拾い集めてなくてはなりません。
収納自体の使用頻度も低いので、なくても良かったと思う設備の一つです。

カップボードが狭い

我が家はペニンシュラ型キッチンで背面カップボードの幅は135cmですが、オーブン、炊飯器、電子ケトル、縦型トースターを置いたらもう空きスペースがなくなってしまいました。
子どもが生まれた現在は哺乳瓶置き場やミルク缶でさらに圧迫されています。

お子さんがいるご家庭であれば最低でも160cm以上のカップボード、もしくはキッチン家電を収納できるタイプのユニットをおすすめします。
幅に余裕がないのであれば、カップボード上部の壁に棚を取り付けるなどして縦のスペースを活かすのも有効ですね。

2階にも手洗い場が欲しかった

我が家の流し場は1階(キッチン、洗面所)のみ。
寝室が2階にあるため、加湿器の水交換や観葉植物の水やりをする時は階段を上り下りする必要があります。
つい横着をしてジョウロの限界まで水を入れ、階段にこぼしてしまったことも。

2階にも流し場があればそういった手間を防げた上、朝の支度による洗面所の混雑も回避できたかもしれません。

水道計画は構造の中でも重要な部分なので早い段階で確定させる必要があり、流し場の追加をお願いした時にはもう間に合わなかったという経緯があります。
クロスやカーテンなどの内装より先に、水栓関係の計画に重点を置くべきだったと後悔が残りました。

自慢の家、でも自慢できない?

後悔とはまた異なりますが、こんな気苦労もありました。
家を建てたと知るや否定的な反応を返す人もが世の中にはいるのです。

「へえ。残りの人生ローン地獄だね」
「そのお金で海外旅行したほうが有意義だと思うなぁ」
「家なんか建てちゃって、隣が変な人だったら終わりじゃん」
「◯◯さんはあの高級ハウスメーカーで建てたらしいから、あなた負けちゃったね」

どれも実際に投げかけられた言葉です。

家の話でマウントを取られたと反感を買ったのかもしれません。
大半の常識的な人とは「すごいね!今度遊びに行かせて」「私も将来家を建てたいから色々教えてほしい!」と会話が弾みますが、そうでない人も一部には存在します。

お金と時間をかけたマイホームは紛れもなく私たち夫婦の自慢ですし、何も後ろめたいことをしたわけではないので堂々としているのが正しいとは思います。

しかし精神的な自衛のために、家を建てたと自分から言うことは極力避けるようになりました。

ハウスメーカー選びに困ったら

注文住宅についてインターネットで少しでも情報収集をした経験がある方は、こんな壁にぶち当たることでしょう。

「結局、どこのハウスメーカーがいいのか分からない!」

インターネットの海には真偽不明な情報が蔓延っており、どんなに有名な企業でも必ず悪い噂が書き込まれています。
住宅展示場などを見学しても、プロモーション用の豪華な邸宅ばかりでいまいちイメージが湧きにくいですよね。

コマーシャルなどに感化されて「絶対にこのハウスメーカーで建てたい!」と意気込んだものの、概算見積が予算よりもあまりに高額で断念せざるを得なかったというのもよくあるケースです。

そんな中、私たちが選んだのは東海地方の注文住宅ビルダー「クラシスホーム」でした。

なぜクラシスホームを選んだのか

結論からいうと、親族がクラシスホームで実際に注文住宅を建てたからです。

ハウスメーカー選びに困ったらインターネットではなく、身近な信頼できる人に実態を尋ねるのが一番です。
実際、検索エンジンで「クラシスホーム」と入力すると「最悪」とサジェストが表示されますが(苦笑)、少なくとも私たちは最悪な業者だとは感じませんでした。

細々としたトラブルはありましたが、相談をすれば迅速に対応していただけたという印象です。

土地について不動産会社とちょっとした揉め事が起きた際もクラシスホームの担当営業の方が親身になって行動してくださり、直接その会社とやりとりしてくださったこともありました。

ただこの点はどの企業にも言えることですが、従業員の方全てが親切とは限りません。
先に同社で家を建てた私の親族は営業とトラブルが重なり、途中で担当を替えていただいたそうです。

しかし設計士、インテリアコーディネーターは素晴らしい方だったので満足しているという話を聞き、私たちはクラシスホームで家を建てることを決断しました。
信頼できる従業員の名前をあらかじめ聞いておくのも、スムーズに事を進められる一つの手段かもしれません。

先ほど私は自分から注文住宅を建てたことを人に話さないと書きましたが、本音ではその経験を誰かに話したい気持ちでいっぱいです。多くの施主に共通する心理ではないでしょうか。

早い話が、情報収集したい皆さんと情報提供したい私たちで利害が一致するということです。
もちろんお金の話を根掘り葉掘り聞かれるのはあまり良い気はしませんので尋ねる側も節度は必要ですが、ハウスメーカーのリアルな評判を聞くことができます。

インターネットの情報ばかりに左右されていてはいつまでも先に進むことができません。
身近な情報源を見つけること、これが良いハウスメーカーに出会う第一歩です。

最後に

以上、20代で注文住宅を建てた私の体験の数々をお話しさせていただきました。

家づくりにはお金と時間、体力や根気などたくさんのものが必要になります。
夫婦で数えきれないほど言い合いをして心がすり減ったこともありましたが、この家はそんな私たちがなんとか互いへ歩み寄ろうとした努力の結晶。


少し大袈裟かもしれませんが、これが夫婦というものの縮図とさえ思えます。

私たちの経験が家づくりに悩む皆さんのお役に立てば幸いです!

error: このコンテンツのコピーは禁止されています。
タイトルとURLをコピーしました