寿司店兼住居
うなぎの寝床に建てたという寿司店兼住居。
これは福岡にある伍り寿しというお寿司屋さんです。
シンプルな外観とガラス張りで奥行きを持たせた店構え
こちらは総二階の建物で、屋根は少し傾斜の付いた切妻屋根ですね。
シンプルな外観ですが、正面から見るとガラス張りで店舗内が見えるようになっています。
奥行きが感じられる作りです。
玄関の扉は二スライドドアで、閉まった状態ではさらにスタイリッシュな外観になっています。
ガラス張りと吹き抜けを利用した解放感たっぷりの内観
内観をみると、吹き抜けと二階分の高さのガラス窓によって広さが感じられる設計になっています。
吹き抜け
内装は木で統一されていて、土間と木の2色遣いで温かみのある空間になっていて素敵です。
ブレスは細く主張されていなくて良いですね。
吹き抜けでよく利用されるシーリングファン
上部には黒のシーリングファンが付いてました。
シーリングファンとは、吹き抜けでよく利用される扇のことです。
空気を攪拌させることでエアコンの効きを良くしてくれます。
カウンターにはかわいいペンダントライト
カウンター上には3連の小さなペンダントライトが付いていました。
住宅でもそこまでの明るさを必要としないダイニングテーブルの上に
ペンダントライトをデザインされる方は多いです。
うなぎの寝床
間口は細く狭く、奥行きを持たせたような建物を「うなぎの寝床」と呼びます。
江戸時代は間口の広さで税金がかけられたので、税金対策として狭くしたのが始まりと言われています。
京都の町家にはこういったうなぎの寝床と呼べる家が多くあります。
土間のある住まい
最近はシューズクローゼットを広く設けたり、自転車やキャンプ用品を収納するために土間を広く設ける家も増えています。
昔の長屋のような間取りだけでなく、家の中心に土間をもってきたり外周部を土間で囲い回遊動線を意識した住宅も。
伍り寿しさんは店舗兼住宅ですが、土間の使い方が素敵だなと思いました。
厨房とリビングが繋がっていたり2階の吹き抜けに面した部分に洗面台を配置していたりと、
面白い設計ですので気になる方はぜひ2月18日放送の「住人十色」でチェックしてみてください。